行政書士試験に独学で一発合格できる『テキスト』の選び方

どーも、みなさん! いちみほんじん(一見本人 / いちサンプル)です。

 

平成30年度行政書士試験(平成30年11月11日実施、平成31年1月30日発表)の合格体験記のシリーズです。行政書士試験には、約半年間独学で勉強てし一回目の受験で合格しました。

 

今回は独学における肝心要である基本テキストの選び方についてです。いちサンプルとして、参考になりますように!

 

 

基本テキストを買うときは情報収集&現物確認!

基本テキストはなんといっても独学での勉強の要になります。

 

私が思う資格試験全般における基本的な勉強のスタンスは、

一冊を選んでそれを使い倒す!

ということです。

 

したがって、基本テキストは慎重に選ぶ必要があります。下記のようなステップで選んでいくことをオススメします。

 

行政書士試験の基本テキストを選ぶステップ

  1. まずはインターネット上のレビューやブログを読んで下調べをする!
  2. 書店に行く前にざっくりと候補の目星をつける!
  3. 書店に行って実物を確認してから購入する!

 

インターネット上のレビューやブログを読んで下調べをする!

 

書店に行く前にインターネットで情報集することをオススメします。購入にあたって、初学者が書店の店頭で行政書士試験の関連書籍を初めて眺めたとき、なかなか気づかないポイントなどがあったりするからです。だいたい下記のサイトを調べてみます。

  • オンライン書店のレビュー
  • 行政書士試験の受験経験者のブログ
  • 出版社(予備校)のサイト など

 

書店に行く前にざっくりと候補の目星をつける!

 

こうして各書籍の特長などを大まかにつかんで、だいたいの候補を決めておきます。とはいえ、各出版社によってものすごく大きな差があるわけではないようなんですけどね。気になった点確認したいことなども頭の中に入れておきます。

 

書店に行って実物を確認してから購入する!

 

目星をつけてから書店に行きます。条件が許す限り、できるだけ品揃えのいい大きめの書店に行ってみるのがいいですね。とにかく実際に現物を手に取ってみて、自分が気に入ったものを納得して買うことが大事だと思います。なにしろ試験勉強開始から試験当日まで、基本的に使い続けるものなので。

 

私は「大は小を兼ねる」と考え、試験会場に基本テキストを持参しました(重かった…)

 

基本テキスト(&準拠問題集)以外の教材は、情報収集して良さそうなものを実物を見ずにオンラインで買ってしまう、というのもオッケーだと思います。私はそうしていました。というのも、軸になる基本テキストは大きめの書店なら各種取り揃えられていることが多いのですが、その他の教材となると店頭に置いていないことがしばしばあるからです。

 

行政書士試験、基本テキスト選びの三原則!

1. 基本テキストは1冊で完結できるものを選ぶ!

 

さて、これまで『基本テキスト』と書いてきましたが、これは

予備校が出版している一冊完結型の試験対策本 = 基本テキスト

とお考えください。この分野では一般的に通用する言葉だと思います。

 

行政書士試験で出題されるのは、

  1. 基礎法学
  2. 憲法
  3. 行政法
  4. 民法
  5. 商法(会社法)
  6. 基礎法学
  7. 一般知識等

ですが、基本テキストは一冊ですべてを網羅しています。

 

一方で、法令科目ごとにそれぞれ別の本を揃えていく、というやり方もあります。憲法1冊、行政法1冊…という具合に。でも、私はあんまりおすすめできませんね~。

 

学問として法律を学ぶのではなく、あくまで行政書士試験の合格を目指すなら、

一冊の基本テキストで完結させる!

その一冊を本命一筋でボロボロになるまで仕上げていく!

というのが合目的的だと思います。

 

基本テキストは1冊、というのは山口真由さんの著書が参考になります。

『天才とは努力を続けられる人のことであり、それには方法論がある。』| 大人の勉強術 - いちサンGOラボ

www.135labo.com

 

また、同レベルの基本テキストを複数使うことも私にはあんまりピンときません。

 

物理的な理由から言っても、行政書士試験の基本テキストはどの出版社のものを選んでも分厚くて重くて存在感ありすぎだし、しかも結構な値段だしで、一冊だけで十分だと思います。たとえお金にも置く場所にも余裕ありまくりでも、複数所持はあんまりオススメできません。

 

なぜなら、基本テキストに限らず、

できるだけ教材を絞ること! それが最短合格の肝!

だと思うからです。

 

試験勉強では「テキストを読み込む ⇒ 問題集を解いてテキストを参照する」という作業を繰り返していくわけですが、

一冊のテキストだけじゃ不安だ! 特に独学では…。

という方もいるかもしれません。テキストを読んでわからないことが出てきたら、私の場合はとりあえず保留にしていました(戦略的放置!)。気にしない、気にしない。放っておいても後で分かるときが来ます。テキトーっぽい? いや、本当ですって。

 

なお、基本書(学者本)は必要か? については別のエントリーで書いています。

www.135labo.com

 

2. テキストの最優先事項は、条文と判例の視認性の高さ!

 

なんといっても法律の勉強で中心となるのは、

条文・判例・学説(ただし、行政書士試験で学説は不要)

です。

 

行政書士試験に学説は基本的に不要なので(もちろん自ずと定説を勉強することにはなります)、

条文が独立して掲載されている!

ページの中で条文と判例が見分けられやすい!

という基本テキストが絶対にオススメです。

 

なぜなら条文と判例がパッと見てすぐに見分けられるテキストであれば、当面の間六法や判例集を別に用意しなくてもなんとかなる!からです。

 

条文がどーん!と目立つかたちで掲載されている条文学習を重視したテキストであれば、とりあえずいちいち六法を引く手間がはぶけるということです。ただテキストに書かれているとおり流れるように読み進めていけばいいわけです。

 

また、判例についてもページの中でどこに掲載されているか一目で見つけられるレイアウトであれば、さしあたって別に判例集を用意する必要性もないと思います。

 

この時間効率の良さ、圧倒的な負荷の少なさが、初学者には大きなメリットになります。特に勉強開始時においては。その分だけ挫折する可能性が低くなるので。

 

具体的には、条文と判例がそれぞれ別の色枠や色アミで囲ってあってページの中で大きく掲載されている、という感じですね。こういうレイアウトであれば、パラパラっと本をめくったときにも視認性・検索性が高いです。

 

なお、『六法』と『判例集』は必要か? については別エントリーで詳しく書いています。

 

www.135labo.com

 

www.135labo.com

 

3. 基本テキストに準拠した問題集があること!

 

基本テキストに準拠した問題集があることが絶対的に必要だと思います。

 

過去問や判例集や総まとめ本までシリーズ化していなくてもいいけど、過去問とは別にテキストに準拠した問題集があることが、私にとってテキスト選びの絶対条件でした。

 

試験対策を一言でいえば、行政書士試験は基本テキストを丸呑みできれば確実に合格できます。でも、それは単調な作業過ぎて難易度が高い。手を変え品を変え自分を飽きさせないようにしながら勉強に取り組まなければいけません。そこで役に立つのがテキストに準拠した問題集です。

 

テキストを読み込むというインプット作業よりも、問題集を解くというアウトプット作業のほうが主体的で飽きないし記憶に定着しやすい*1、というのは勉強術全般でよく言われることだと思いますが、私自身もその効果を体感しました。そもそも問題を解くのが試験ですから~。

 

結局のところ、

基本テキストと基本問題集からすべては始まり、その反復が合格の核心部分になった

というのが私の実感です。

 

後はそれぞれの好みで!

オールカラーがいい、オールカラーはごちゃごちゃして見づらい、某フォントがかわいくてほっこりする、あるいは某フォントにもやもやする、版元(予備校)や著者への信頼感、すべての教材を同じシリーズでそろえたいなどなど、人によって好みはいろいろとあると思います。何よりも自分が気に入ったものを選ぶことが大切だと思います。

 

私が選んだ基本テキスト&問題集は『合格革命』

 

上述の内容から私が選んだものは『合格革命』です。

※私が使用したのは2018年度版です。

 

『合格革命』を選んだポイントをまとめてみます。

  • 比較対照した中で、条文が一番目立つテキストだった!
  • 判例の掲載箇所がわかりやすい!
  • オールカラーでモチベが上がる!
  • 色分けが見やすく、レイアウトがよかった!
  • 図表も適度に掲載されていてる!
  • 先生アイコンが「引っかけ注意!」や「受験テクニック」を教えてくれる!

 

一番の決め手はやっぱり条文ですね。次にオールカラーが新鮮でよかったことです。

 

『合格革命』以外に候補になった基本テキストたち

 

私が受験したのは平成30年度行政書士試験なので、比較したのは基本的に2018年度版になります。この記事を書くにあたってざっと2019年度版も調べてみましたが、どうやら大きな変更があった版元もあるようです。平成31年度の受験だったら平成30年度よりもテキストの選択に悩んでいたかもしれません。

 

LEC東京リーガルマインド : 出る順行政書士 合格基本書

LEC東京リーガルマインドの『出る順行政書士 合格基本書』は、条文と判例が独立したレイアウトで見やすいです。これが私にとっては最重要! ただし、2018年は基本テキストに準拠した問題集がなかったため、そもそも選考対象外でした。2019年版はなんと! テキスト併用の基本問題集が出版されました。2019年版であれば、合格革命と迷った可能性が高いです。紙面はオールカラーではなく、あっさりしています。その点で個人的には合格革命のほうが見やすい印象です。これはそれぞれの好みによりますね。

 

TAC出版 : みんなが欲しかった!行政書士の教科書

TAC出版の『みんなが欲しかった!行政書士の教科書』は、オールカラーがいいです。理解しやすそうな板書のコーナーにも惹かれます。でも、板書の手書き風フォントがどうも許せない。個人的に一番しっくりこないのは、条文が本文中に紛れ込んでいて視認性が低いことです。条文学習を大事にしているとは思えない構成。本書を選んだ際には、条文にマーカーを引けばいいかもしれません。

 

伊藤塾 : うかる!行政書士 総合テキスト

伊藤塾の『うかる!行政書士 総合テキスト』には、取り外せる「ハンディ行政書士試験六法」が付属しています。これには大変惹かれました。ただ、本文中で条文が目立っている合格革命のほうが使い勝手が良さそうだったのと、2018年版はオールカラーじゃなかったため選考モレになりました。なんと! 2019年版はオールカラーにリニューアルしているようです。レイアウトは未確認ですが、2019年度版なら有力候補になっていたかもしれません。

 

今回はここまでです。行政書士試験についてのエントリーはまだまだ続きます。

それでは、どうもありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします!

*1:アクティブラーニング。勉強法・勉強術の書籍に頻出。