どーも、みなさん! いちみほんじん(一見本人 / いちサンプル)です。
平成30年度行政書士試験の合格体験記です。約半年ほど独学で勉強して一回目の受験で合格しました。
今回は行政書士試験に合格するために『判例集』は必要なのかどうか?についてのエントリーです。いちサンプルとして参考になれば幸いです!
- 行政書士試験は『判例集』を読まなくても合格できる? ⇒ Yes!
- 「判例」をチェックする際の注意点 ⇒ 問われ方を意識する
- 予備校の『基本テキスト』について思うこと、「事件名」「ルビ」
- まとめ:行政書士試験における『判例集』の必要性について
行政書士試験は『判例集』を読まなくても合格できる? ⇒ Yes!
前回のエントリーで行政書士試験に合格するために『六法』は必要なのかどうか?について書きました。
予想がつくかもしれませんが、『判例集』についても私の意見は同じです。
行政書士試験は『判例集』を使わなくても合格可能です。
ただし、条件があります。
重要判例が網羅されている『基本テキスト』を選ぶことです。
ざっと見たところ、大手予備校が出版している各『基本テキスト』には、重要判例がしっかり掲載されているみたいなので(当然といえば当然ですが…)、どれを選んでも大丈夫かと思います。
とにかく
『基本テキスト』に載っている判例、
併用する『基本問題集』『過去問題集』に出てくる判例、
それらを確実にモノにする
ということが大事です。ただそれだけ!
行政書士試験に合格するためだけの勉強だったら、予備校の『行政書士試験用の判例集』や『判例百選』の類いにまで手を伸ばさなくても十分対応できる、というのが私の実感です。
例えば、行政法の判例集だったら、
が有名どころでしょうか。
同じ事件でも解説が違えば理解が深まることがあるので、試験勉強中、私も読みたいと思っていましたし、今からでも是非読みたいとは思っています。特に、個人的に行政法は面白かったので興味を引かれます。
でも、当ブログでは何度も書いていますが、積読や中途半端に手をつけた教材の数をいたずらに増やしても仕方ない、精神衛生上むしろマイナスなんじゃないか? ということです。もちろん、法律の勉強としてはやったほうがいいに決まっています。仕事をしながら、学生生活を送りながら、多忙な日々のなかで行政書士試験の合格を目指す場合には、合目的的に教材をしぼるということです。
「判例」をチェックする際の注意点 ⇒ 問われ方を意識する
注意点をあげるとしたら、『基本テキスト』に載っている判例の箇所を読むだけではなく、
『基本問題集』や『過去問題集』で実際に問題を解いてみて、
試験ではどのように問われているのか、
問われている論点はどこなのかを意識しながら頭に入れる
というのが大切だと思います。
「試験対策では問題集中心に!」というのは、一般的な方法なので改めて書くまでもないことかもしれませんが…。
私の場合、判例を含めて、下記3冊が試験勉強の中心でした。
そして、上記鉄板の3点セットに加え、サブテキストとして『クイマス』をちょっとだけやりました(本当はがっつりやりたかったけど、時間が足りなかった!)。
- 『公務員試験 過去問 新Quick Master 行政法』
(クイックマスター/クイマス)
2018年度版の行政書士試験対策本の3冊(基本テキスト、基本問題集、過去問)をひと通り勉強した後、『クイックマスター』で初めて認識した判例は、
- 東京12チャンネル事件
- 伊場遺跡事件
- ストロングライフ事件
くらいですかね。
3点セットで未収録だったのか、ただ単に記憶に残っていなかったのか、ちょっとあやふやですが(未確認)。
予備校の『基本テキスト』について思うこと、「事件名」「ルビ」
ところで、私は『合格革命』シリーズを使用して一発合格できたので、このブログでは結構ほめちぎっていると思いますが、事件名はいちいち全部表記すべきだと思います。書いてあるところと書いてないところがある…。
一例をあげると、保安林指定解除処分の事件は、
「長沼ナイキ事件 or 長沼事件 or 長沼訴訟」と、サクッと書いておいてくださーい! 『クイマス』を見るまで私はまったく知りませんでした!(こういうのが結構ある)
もちろん、すべての判例には「裁判所・裁判種類・裁判年月日」が表記されているので(例:最判昭 57年9月9日)、気にならない方は気にならないかもしれません。が、私は気になりました!
あとルビですね。ルビももっと多くていいと思います。語弊があるかも知れませんが、アホに物申す勢いでルビをがんがん振っちゃってください! そのほうが確実ですし、もやもや感を解消する手間が省けます!
まとめ:行政書士試験における『判例集』の必要性について
- 重要判例を収録している『基本テキスト』を選べば、別途『判例集』を勉強しなくても合格できる!
- 基本テキスト、過去問題集に掲載されている判例を確実にモノにする!
- 判例が問題でどのように問われているのかを意識しながら記憶する!
なぜか最後は出版社への要望になってしまいましたが、今回はここまでです。ひとつの私見として、いちサンプルとしてみなさんの参考になれば幸いです! 行政書士試験についてのエントリーはまだまだ続きます。
それでは、どうもありがとうございました!今後ともどうぞよろしくお願いいたします!