どーも、みなさん! いちみほんじん(一見本人 / いちサンプル)です。
随分とブログの更新が空いてしまいました。長い残暑と狂おしいほどの台風を経て、ようやく秋らしさが感じられるようになってきましたが、全国各地で本当に色々な被害が発生しています。謹んでお見舞い申し上げます。
さて、当ブログでは平成30年度(2018年)行政書士試験の合格体験記を書いています。行政書士試験(平成30年11月11日実施、平成31年1月30日発表)には、約半年間の独学で一発合格しました。
令和元年の行政書士試験が直前に迫っていますね! なんと次の日曜日(11月10日)ではないですか! まだ書き残していたことがあるので、受験生のみなさんへエールを送る意味でも久々の更新です。
今回のテーマは、行政書士試験における当日の心得です。
当日、試験会場に何を持参すればいいのか?
私が試験会場に持って行ったものは下記の通りです。
- 基本テキスト
- 自作の暗記カード(合計13枚:憲法3枚・行政法8枚・民法2枚)
私はあの重ーい基本テキストを(分解などせずに)そのまま持参しました。
大は小を兼ねると考え、一番安心だと思ったからです。めちゃ重かったですけどね!
実際は基本テキストを会場で眺めるゆとりはありませんでしたが、保険として持って行って良かったと思います。試験直前に・・・、
なんだか記憶が心配になってきた。基本テキストをサラッと確認したいけど、家に置いてきてしまった! どうしよう!(動揺・不安)
というようなシチュエーションは絶対に避けたかったので。
自作の暗記カードは簡易なものです。
試験会場に向かう電車の中では、もっぱら行政法の暗記カードを眺めていました。その中にあった「訴訟類型」が記述式で出題されたのですが、完答出来ませんでした! 思い出すと今でも残念ですねー。
試験開始直前の見直しよりも大切なこと
事前に試験会場の下見をするというのは、私はやったことないです。ただ、ネットで周辺地図の下調べはしておいた方がいいでしょうね。そして、時間の余裕を普段よりも多めにとって、早めに会場に着くようにします。わざわざ書くのもはばかられるくらい当たり前のことですが、なにしろ栄養補給とトイレの時間を確保することが大切です!
試験は午後1時から午後4時までの長丁場。しかも午後0時20分までに着席している必要がある。
受験生のみなさんは模試をやった経験からご存じでしょうけど、これはかなり疲れます!
試験中に空腹が気にならないように、脳のエネルギーが枯渇しないように、試験前に会場付近で栄養補給をすることをオススメします。最後まで闘い抜くためには手軽で軽めのランチが必要かと思います。
脳はなんと摂取カロリーの20~30%を消費するらしいです!
試験会場が大学であればベンチが方々にあると思うので、そこでなんかしら腹ごしらえをしておきましょう。
試験前には、あんぱんとかおにぎりとか、片手で食べれるような手軽なものですかねー
ガッツリ疲れるので、試験後の疲労対策としてチョコレートなどのおやつを併せて用意するのをオススメ
カフェインは覚醒のために必要かもしれませんが、利尿効果が高いのでほどほどに。
試験会場でのトイレは激混みですが、試験前に絶対行っておいたほうがいいです。試験直前にテキストやノートを見直すためではなく、栄養補給とトイレのためにこそ時間の余裕が必要だと思いますね。
試験問題を解く順番の一例
私が試験問題を解いた順番をご参考までに書いておきます。
- 憲法と行政法
- 多肢選択式
- 一般知識
- 商法
- 民法
- 記述式
- 一般知識(気を取り直して二回目)
- 全体の見直し(保留にしていた問題をやっつける)
- 記述式(最後の5分で1題、滑り込み解答)
さらに詳しく書くと以下のような流れでした。
- まず、「憲法」と「行政法」を一気に片づける。
- すぐにぐったり疲れてきたので、得意な「多肢選択式」へ。
- 多肢選択式である程度の点数を稼いだ気がしたので、ちょっと落ち着く。
- まだ疲れているので「一般知識」へ。
- 「一般知識」にかなり絶望する。
- 2問の正解が必須と考えていた文章理解が、初見では難解に感じる。
- 解けるものだけなんとか解いて気持ちを落ち着かせる。
- 対策不十分の「商法」へ。
- 残しておいた苦手の「民法」に取りかかる。
- ここまでである程度の手応えがあったので、わりと落ち着いて「記述式」へ。
- 曲者の「一般知識」に戻る。
- 保留にしていた問題など、全体の見直し。
- 最後の5分で手つかずだった「記述式」に取り組む。部分点狙いで何か書こうと。
試験中の注意点
一般的な内容になりますが試験中の注意点を挙げてみます。
- 見直し不要で自信がある問題は番号を大きく丸で囲む
- 解答保留の問題は、番号を大きく四角で囲む(大きな印を付けておく)
- 消去法で迷った問題は、選択の過程と最終的な解答をしっかり残しておく
- 必ず問題冊子に自分の解答を記入しておくこと
見直す必要がないくらい自信がある問題、あやふやな問題、分からない問題を試験中にしっかりと識別していくことはとても大切です。試験時間は長いですが、見直しの時間はどんどん足りなくなっていきますので。
余裕があれば、確信をもって答えた問題も見直したほうがいいと思います。
消去法で迷った問題は結局どの選択肢を解答用紙に書き込んだのか、答え合わせの時に忘れてしまうと精神的に辛いので、意識して記録しておきましょう。
問題冊子は試験終了後に持ち帰ることができます。試験当日の夜8時頃から各予備校が解答速報を出してくれるので、 問題冊子に自分の解答をすべて書き込んでおけば自分で答え合わせをすることができます。
最後にひとこと
試験は3時間という長丁場で、かなり気が散る環境でもあります。普段通りであればカンタンな問題であっても、緊張や疲れ、焦りなどのメンタル面によって難しく感じてしまうこともあります。月並みな言い方になってしまいますが、実力を発揮できるよう平常心を保って落ち着いて取り組むことが大切ですよね。
私の場合は、(ほとんど無対策の一般知識もあることだし)所詮は運次第だ! ダメだったら来年リベンジするからいいや! と、開き直りました。とはいえ、試験開始直後は結構緊張しましたし、病み上がりだったこともあり疲労感が強く集中を維持するのにかなり苦労しました。。。それでもマークシート方式である以上、可能性はゼロじゃないと考え、なんとかやり抜くことができました。
勉強時間0時間ならともかく、準備不足であってもとにかく試験会場に行って席に座る、なんでもいいから解答用紙を埋めることがやはり大切だと思います。最後まであきらめないことが、合格の大前提です!
みなさんがこれまで培ってきた力をいかんなくフルに発揮できますように、陰ながらお祈りしています! 令和元年の合格証書を是非ゲットしてください!
今回はここまでです。ひとつの私見として、いちサンプルとしてみなさんの参考になれば幸いです!
それでは、どうもありがとうございました! 今後ともよろしくお願いいたします!