どーも、みなさん! いちみほんじん(一見本人 / いちサンプル)です。
令和元年六月となりました! 新たな御代をみなさんいかがお過ごしでしょうか?
しばらく更新が空いてしまいましたが、私が行政書士の試験勉強を始めたはちょうど一年前(平成30年)の5月下旬でした。そういえば去年の今ごろだったなあ、などと当時のことをちょっと思い出しました。
令和元年11月の試験に向けて行政書士の勉強を続けているみなさん、これから始めるというみなさんにシェアしたいことがまだ残っているので、これを機会に改めてエントリーしていきたいと思います! いちサンプルとして参考になれば幸いです!
今回は試験結果のデータ分析からわかった最短合格へのシンプルな条件についてです。
行政書士試験にすんなり合格するための最終結論
私は平成30年度の行政書士試験に、半年間の独学で一発合格しました。その際の経験から私が得た試験合格のための方法・秘訣・鍵は、たったひとつです。
結論から書きます。
基本的な問題だけ正解すれば合格できます。
まさに私がその見本です。その根拠はというと…。
受験が終わったら予備校の無料採点サービスに申込む!
試験終了後、各予備校で答案を無料採点をしてくれるという、ありがたいサービスがあります。一部の予備校では記述式の採点までやってくれます。
私は記述式の採点をしてくれるLEC 東京リーガルマインドの行政書士試験無料成績診断に申し込みました。
ウェブ上で自分の解答を送信すると、一定期間の後に採点結果が返ってきて下記の項目を通知してもらえます。
- 得点
- 偏差値
- 平均点
- 順位
- 各問題の正解率
このサービスによって、自分の正誤だけでなく、全体における自分の位置づけを知ることができるわけです。もちろん受験生の中でLECの採点サービスに申し込んだ人の中での話になりますが。
LECの行政書士試験無料成績診断から分かったこと
LECのデータから次のようなことが分かりました。
難問系がほぼ全滅でも合格できる!
私の場合、法令択一式40問のうち7問が不正解でした。私が間違えた7問について、LECの採点サービスに登録した受験生全体の正解率は以下のようなものでした。
不正解7問のLEC採点サービス利用者全体における正解率 | |
---|---|
利用者全体の正解率が40%以上だった問題 | 1問(行政法、正解率56.3%) |
利用者全体の正解率が40%未満だった問題 | 6問 |
次にLECの採点サービス登録者全体のデータを見てみましょう。
法令択一式40問のLEC採点サービス利用者全体における正解率 | |
---|---|
正解率40%未満の問題 | 7問 |
正解率40%以上60%未満の問題 | 12問 |
正解率60%以上の問題 | 21問 |
この二つのデータを私自身についてまとめると、
正解率40%未満の問題が40問のうち7問ほど出題されたが、たった1問しか正解できなかった
ということです。
正解率40%未満の問題をいわゆる難問だとすると、その類いはほぼ全滅に近い状態です! それでも記述式抜きで合格点には到達しました。あんまりかっこいいことではないんですが、合格したので良しとします(笑)。
ちなみに、私の受験結果は過去のエントリーにあります。
この結果からシンプルに導き出せることは、多くの受験生が落とすような難問に正解する必要はないということですよね。
つまり、繰り返しになりますが行政書士試験に合格するには、
基本的な問題をガッチリ正解すること
です。一般的に受験指南でよく言われていることですが、やはりそれは真のようです。
当ブログで何回か書いていますが、難しいことにあれこれ手を出さずに教材をしぼって愚直にくり返す、その反復によって基本をしっかり固める、ということがやはり大事なのだと思います。
難問に遭遇しても焦る必要はない!
もうひとつ気づいたことがあります。
試験中に意味不明な問題に遭遇しても、ひるまない!
どうせみんな出来ないんだから、気にしない!
こういう事前の心構えが大切なのではないかと思いました。
仮に40問中7問だとしたら17.5%の割合で難問に遭遇するということなので、かなりの高確率だと思います。試験会場で緊張している状態を考えると、いつにもまして精神的ダメージをくらってしまうかもしれません。
でも、例年通りであれば全部落としても基本的に大丈夫なんだ、という客観的なデータを知っていれば大して動揺する必要はないはずです。相対評価の試験ではないにせよ、ある程度の基準にはなります。適当にマークして1問でも拾えたらもっけもんです! 難問にたじろぐことなく、基本的な問題を確実にものにすることに集中していけば、全く問題ないですね!
予備校の徹底分析ブックを手に入れる方法
私は過去問題集はLECを愛用していたのですが、巻末に付いているハガキを送ったところ、こうしたデータを詳細に分析した冊子が購入者特典として送られてきました。
ちなみに私が入手した去年(2018年版)は、
ウォーク問 過去問題集 購入者特典 平成29年度行政書士試験【徹底分析ブック】
というタイトルでした。
実は当時は流し見程度でじっくり読んでいなかったのですが、この冊子には全問題の解答率とプロの分析が掲載されているので、入手しておくにこしたことはないと思います。LECの過去問を持っている方は忘れずにハガキを出しましょう! ただし、わざわざそのためだけに本書を購入する必要まではないと思いますよ~。
試験勉強中は自分がやっていることが理にかなっているのかどうか、とても不安になるものですよね。客観的なデータはひとつの羅針盤になるので、精神衛生上有用かもしれません。
私が持っている平成29年度版から引用すると、
合格を確実なものとするためには正答率60%以上の問題は落とさず正解し、さらに正答率50%台の問題をできるだけ多く正解する必要があります。
とあります。自分が受験してみて、本当にその通りだと思いました。さすがはプロのアドバイスです。
試験終了後の予備校の無料採点サービスについては、試験当日の試験場周辺で各予備校が鬼のようにパンフレットを配布しているので、そのときに情報をゲットできます。また、各予備校のウェブサイトにも情報が掲載されますので、検索すればすぐに見つけられます。
LECのほかにTACでも記述式込みの採点をやっていたので、両者の採点を比較するつもりだったのですが、残念ながらTACの申し込みのほうはミスってしまいました。おそらく壊れる寸前だったPCの挙動がおかしかったせいだと思います。こんなこともあるので、みなさんも注意してください!
今回はここまでです。ひとつの私見として、いちサンプルとしてみなさんの参考になれば幸いです! 行政書士試験についてのエントリーは、もうちょっと続く予定です。
それでは、どうもありがとうございました! 今後ともどうぞよろしくお願いいたします!