独学半年で行政書士試験に一発合格した教材9点を総ざらい!【中編】

どーも、みなさん! いちみほんじん(一見本人 / いちサンプル)です。

 

当ブログでは平成30年度行政書士試験の合格体験記を書いています。約半年間、独学で勉強して一回目の受験で合格しました。

 

この記事では試験勉強で使用した全教材(9点)をまとめて紹介しています。各教材の重要度、習熟度、オススメ度についても一気に総ざらいします。今回はその中編です。

リライトにより長くなってしまいましたので、記事を分けました。

 

前編はこちらです。

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行政書士試験の独習に使用した全教材9点(再掲)

行政書士試験の受験に際し、独学で使用した教材は下記の9点です。私が使用したものは全て2018年度版ですが、リンクは最新版(2019年6月現在)に更新してあります。

 

 

上記はおおむねやった順番です。前編では試験勉強の中心となる必須3点セットといえる基本テキスト・基本問題集・過去問題集を紹介しました。中編以降で紹介していく教材は、3点セットを土台にしたうえでの副教材としての位置づけになります。

 

過去問以外の問題演習 その1『千問ノック』

試験勉強中にとにかく不安だったのが、過去問だけで足りるのかどうかでした。そこで迷ったあげく、1000問のオリジナル問題を一問一答形式で収録した『合格革命 千問ノック』をやることにしました。

2019年度版 合格革命 行政書士 一問一答式出るとこ千問ノック | 資格本のTAC出版書籍通販サイト CyberBookStore

 

『千問ノック』の重要度:★★★★☆(4.5点/5点)

『千問ノック』は必須3点セットで築いた土台をさらに堅牢に強化していくイメージです。重要項目を効率よく確認できるので便利です。ただし、あくまでも副教材なので、基本テキスト・基本問題集・過去問の必須3点セットに比べれば優先順位は下がりますし、本書の重要性や必要性は人それぞれなのではないかという気がします。一般的な尺度を述べるのは少々難しいと思いますので、5点中4.5点は私にとっての数字になります。私にとっては結果的に非常に重要な教材になりました。

 

私の場合、9月以降メンタルやモチベーションが落ち気味だったので、過去問を反復しなければいけないと思いつつ、その気力が萎えてしまったんです。分厚くて文字がぎっしり詰まった過去問に大きなプレッシャーを感じ、なかなか手が伸びませんでした。前編の記事に過去問題集の習熟度を書いていますが、9月以降ほとんどやっていないのが一目瞭然です。

 

そういう状況を救ってくれたのが『千問ノック』だったわけなんですね。オリジナル問題云々ということよりも、やる気がない時でもなんとか取りかかることのできる『千問ノック』の軽量感に救われました。

 

そのあたりの『千問ノック』の効用については下記エントリーで詳しく書いています。よろしければご覧ください。

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『千問ノック』の習熟度:★★★★(4点/5点)

サブ教材の位置づけながら、9月以降の復習ではほとんどメイン教材として使用していました。

 

千問ノックを解いた回数と時期
憲法 2回(一部は3回) 9月~11月
行政法総論 2回 9月, 11月
行政手続法 5回 9月×3, 10月, 11月
行政不服審査法 4回 9月×2, 10月×2
行政事件訴訟法 3回 9月, 10月, 11月
国家賠償法 1回 9月
地方自治法 3回 9月×2, 11月
民法 総則 3回 9月×2, 10月
民法 物権 4回 9月×3, 10月
民法 債権(~契約総論) 4回 9月×2, 10月, 11月
民法 債権(権利移転型契約~) 3回 9月, 10月, 11月
民法 家族法(親族) 2回 9月, 11月×2
民法 家族法(相続) 2回 9月, 11月
商法 4回 10月×2, 11月×2
会社法(総論・設立) 2回 10月, 11月
会社法(株式以降) 1回 10月
基礎法学 0回
一般知識等(個人情報保護除く) 1回 9月~10月
一般知識等(個人情報保護) 2回 10月, 11月

※回数はおおむね通しでやった回数で、不正解だけやり直したときは入っていません(算入すると1回程度増加する問題がごく一部あります)。

※当日に復習した場合(1日に同じ問題を2回以上解く)は回数に入れていません。

 

『千問ノック』のオススメ度:♥♥♥♥♡(4.5点/5点)

過去のエントリーにも書いていますが、個人的にはかなりオススメ度が高いです。改めて良かった点をまとめてみましょう。

 

  • 行政書士試験の教材の中では携帯性に優れている
  • 全部オリジナル問題なので、過去問以外の問題演習もやったんだという自信がつく
  • 一問一答式で心理的プレッシャーが低いため、やる気がなくてもなんとか手を出せる

 

単なる副教材以上の重要性を持つ、私にとってのレスキュー的アイテムでした。 

 

  

過去問以外の問題演習 その2『クイックマスター 行政法』

行政書士試験の情報をインターネットであさっていると、よく目にするのが『公務員試験 過去問 新クイックマスター 行政法』です。『クイマス』一本でかなりの高得点を狙えるとのこと。行政法に関しては、ライバル本の『新スーパー過去問ゼミ 行政法』よりも高い評価を受けているのをブログ等のレビューでよく見かけます。amazonのレーティングも大変高いです。

 

『クイマス 行政法』の重要度:★★★(3点/5点)

公務員試験の対策本(過去問題集)なので、行政書士試験とは問題の傾向が若干異なります。それ故、別の角度から重要事項の理解を深めることが出来るという利点があります。これは復習として土台を強化していくという効用ですね。また、問題数が多いので、『クイマス』には基本テキスト等に未掲載の内容が含まれています。こちらは土台にプラスアルファ、上乗せしていく部分になります。

 

ただ、やっぱり行政書士試験とは問題の傾向が若干違うということから、私が思うに『クイマス』は副教材であり、その重要度は3点(もしくは3.5点)といったところですね。問題演習がたっぷり出来るのでやったほうがいいに決まっていますが、個人的に3点セットと『千問ノック』に優先するまではいかないと思います。

 

『クイマス 行政法』の習熟度:★★★(3点/5点)

取りかかったのが9月23日からでした。3点セッと『千問ノック』である程度の土台を構築してから取り組んだという状況ですね。初見の内容もありましたが、そのほとんどは行政書士試験とは問題の傾向が違うためだったんじゃないかと思います。もちろん行政書士試験に出題されそうな内容で『クイマス』で初めて知ったことも若干ありましたが、全体的に復習の意味合いが強かったです。とはいえ、サクサク進んだわけでもなく、反復不足のまま、およそ仕上げたといえない状態で試験当日を迎えてしまいました。

 

クイマスを解いた回数と時期
行政法総論 1回(一部は2回) 9月(10月)
行政組織法 1回 9月
行政立法 1回 9月
行政行為 1回 10月
行政上の強制手段 1回 10月
その他の行政の活動形式 1回 10月
行政手続・情報公開 2回 10月×2
行政不服申し立て 2回 10月×2
行政事件訴訟 2回(一部は3回) 10月, 11月×1~2
国家補償 1回 10月
地方自治 1回 10月
その他 1回 10月

 

『クイマス 行政法』のオススメ度:♥♥♥♡(3.5点/5点)

『クイックマスター 行政法』は確かに良書です。「第5章 行政手続・情報公開」は、行政書士試験の「一般知識等・個人情報保護」の対策にもなるという優れものです。私は「行政法」だけではなく、『新Quick Master』シリーズの「憲法」や「民法」も時間さえあればやりたいと思っていました。合格後の今からでもやってみたい気持ちがあります。

 

でも、『クイマス』と行政書士試験用の教材との二者択一だったら、行政書士試験に特化した教材のほうに分があると思うんですよね。過去問だけではどうしても不安だというとき過去問をある程度仕上げた後にもっと問題演習がしたいときサブ教材としてやるのがいいと思います。配点が大きい行政法を得点源にするための総仕上げとして、弱点やモレをチェックするために使うのが理想的かもしれません。

 

あるいは、行政法に苦手意識が強い場合に、基本テキストを読み込むよりも問題演習に特化した学習に切り替えて『クイマス』で鬼の反復をする。このような使用法もあるかと思います。

私は行政法よりも民法でそういう勉強をやりたかったのですが、時間がなさすぎてできませんでした。

 

過去問だけで受かるのかどうかについては別のエントリーで改めて書きたいと思います。

 

苦手な民法のサブテキストは『民法がわかった』

私は民法が本当に苦手だったので(特に物権)、サブテキストとして『民法がわかった』を読みました。本書だけは図書館で借りました。試験対策本と違い、この本は図書館にも置いてある可能性が高いので是非チェックしてみてください。

 

『民法がわかった』の重要度:★★★(3点/5点)

1冊で民法の全分野がコンパクトにまとまっていますし、分野ごとに「一問一答 基本知識チェック」が掲載されているのが良かったです。ただし、基本テキスト等で勉強して民法に問題がなければ、読む必要性はあまりないと思います。

 

『民法がわかった』の習熟度:★★☆(2.5点/5点)

1回は通読しました。あまりよく覚えていませんが、特に苦手だった物権あたりは2回通読したような気がします。「一問一答 基本知識チェック」はおそらく2回以上やりました。やった時期はすっかり忘れてしまいました…。

 

『民法がわかった』のオススメ度:♥♥♥(3点/5点)

良書。民法が苦手な方にはオススメできると思います。ただ、試験対策としては行政書士試験用の教材が最適なので、あくまでサブ教材だと思います。正直なところ、この本を読んで民法が得意になったというわけではありません。読んでいるときは理解できてやっと民法を克服した! と思えるのですが、本を閉じるとやっぱり相変わらずの状態で苦手意識が抜けませんでした。まだまだ反復が足りなかったんだと思います。時間ができたらまた読みたいと思います。

 

今からですと『民法改正がわかった 補訂版』も必要かと思われます(未読)。

 

中編のまとめ:過去問以外の問題演習の必要性

中編で紹介した教材3点はすべてサブ教材でした。『千問ノック』と『クイマス』は、過去問を完璧にしていない状態ではありましたが、過去問だけで受かるのか不安で仕方がなかったのでやりました。『民法がわかった』は、民法があまりにも苦手なので読んでみました。

 

今にして思うのは、『千問ノック』は行政書士試験用の教材であることもあり、私にとってはメイン教材に匹敵する重要性がありました。一方、行政書士試験用の教材ではない『クイマス』と『民法がわかった』はやはりサブ教材という位置づけですね。やったほうがいいに決まっている、やらないよりはやってよかったと思う、しかし、やった場合とやらなかった場合との差がどの程度であったのか、試験結果への影響はどのくらいあったのか、自分でも判然としないという感じですね。

 

副教材には目先が変わってフレッシュな気持ちで取り組むことができる、別の視点から理解を深めたり、知識を上乗せしたりすることができる、という利点があります。しかし、もし本当に切羽詰まって教材を取捨選択しなければならない状況であって二者択一を迫られた場合だとしたら、時間効率の観点からやはり行政書士試験用の教材に絞ったほうがいいと個人的に思います。つまりサブ教材に関しては、結局はそれぞれの状況しだい、使い方しだいなのではないかと考えます。

 

前編の記事に記載した基本問題集過去問題集、上述の千問ノックのそれぞれの習熟度を併せて見てみると、9月以降の試験勉強では『基本問題集』と『千問ノック』がメインであったことが浮き彫りになると思います。このあたり、当ブログで一貫して書いている基本の反復が試験勉強の王道であることの証左になるのではないかと考えています。

 

中編のまとめ(私見)

試験勉強で一番大切なのは、問題集の反復によって基本を固めること!

 

今回はここまでです。ひとつの私見として、いちサンプルとしてみなさんの参考になれば幸いです! 残り3点、後編に続きます。

 

それでは、どうもありがとうございました! 今後ともどうぞよろしくお願いいたします!