どーも、みなさん! いちみほんじん(一見本人 / いちサンプル)です。
今回はオーガスト・ハーゲスハイマー著『老けな人はやめている』をレビューしたいと思います。
アンチエイジングの敵は糖質
アンチエイジングのTipsが満載の本。特に食品や食生活に関するアドバイスが多め。一言でまとめると、成長ホルモンの分泌を妨げる糖質を控えましょう、という内容です。
仕組みは以下のような流れだそうです。
糖質 ⇒ 血糖値の上昇 ⇒ 血糖値を下げるインスリンの分泌
ここで問題なのが、インスリンは成長ホルモンの分泌を止めてしまうこと。
当然のことながら、成長ホルモンの分泌は下表にあるとおり加齢とともに減少していきます。
成長ホルモンhGHヒューマングロースホルモン | |
---|---|
思春期 | 100% |
30~40代 | 50% |
60代 | 30% |
オーガスト・ハーゲスハイマー著『老けない人はやめている』より
加齢によりただでさえ減少していく成長ホルモンを食生活(糖質の摂取)によって加速させてしまうと、自らエイジングを進めてしまうということなんですね。
糖質制限にはポジティブな意見もネガティブな意見もあるようですが、私としてはバランス良くほどほどに、という心がけでいいんじゃないかな~、と素人考えで捉えています。
オーガスト流食生活は確かに効果あり
緑の色の濃い葉野菜を生でたっぷり摂る、炭水化物は1回の食事でこぶし1個分程度、夜は炭水化物は控え、甘いものは週1回のご褒美に…etc。
オーガストさんの食生活が詳しく書かれていて参考になります。この手の本によくある内容で目新しさはないかとは思いますが、これを完璧に実践・習慣化するのは相当難しそうです。
そういえば、私が夕食時に炭水化物(ご飯)をほとんどとらなくなったのは、おそらく本書を読んだ影響なんだろうと思います。もう習慣化しているのですっかり忘れていました。絶対食べないと決めているわけではなく、お寿司などご飯メインの夕食のときはしっかり食べますし、空腹感が強ければ炭水化物も食べます。
ただ、食事では必ずご飯とおかずを食べるという習慣というか、当たり前のルーティンとしては炭水化物を摂らなくなりました。その効果はというと......、確かに体重キープには役立っていると思います! 食後のデザートや夜中のおやつもたまにありますけど、基本的に大丈夫です。
アンチエイジングの悪役たち
オーガストさんは "老化を早める絶対避けるべきワーストフード3" を教えてくれています。予想はつくかと思いますが...。
- ドーナツ
- フライドポテト
- マヨネーズ
悪役の常連です(笑)。やはり来ました。ほどほどにたしなむ程度なら...。
カフェインの摂り方に気をつけたい
糖質に関する記述以外で私が本書で目を開かされたのは、カフェインやお酒の飲み方、筋トレ、ローフードへの意識付けなどでした。小さなことから習慣に取り入れていきたいと思いました。
特にカフェインですね。もともとコルチゾールというやつが気になっていたので、とても参考になりました。
- カフェインは糖質と結びつくと中性脂肪を増やす
- ストレスホルモンと呼ばれるコルチゾールの分泌を促進する
- 血中のコルチゾールが低下するまで約9時間かかる
- コルチゾールが出ている間は成長ホルモンの分泌が抑えられる
コルチゾールの分泌量のピークは朝。その後、徐々に数値が下がっていき、就寝時には分泌がほとんど止まる。一方、成長ホルモンは睡眠時に集中的に分泌される。カフェインを摂る時間によっては、血中コルチゾールが低下する前に就寝時間を迎えることになるため、睡眠中の成長ホルモンの分泌を阻害してしまうことになる。
したがって、午後3時以降はカフェインの摂取を控えることをオーガストさんは薦めています。
これは糖質以上に気をつけていきたいところだと思いました。午後3時以降は基本的にカフェインレスコーヒーを飲むことにしています。この習慣も本書がきっかけです。デザート代わりに夜中にアイスオレなどを飲んでしまうこともありますが......。
最後にまとめのひと言レビュー
締めとして一言でまとめたいと思います。
アンチエイジングの鍵は成長ホルモンの分泌! アンチエイジングに限らず、美容と健康に気を配っている人にはオススメできる本! 全部そのまま実践するのは難しいので、ハードルを下げて気になったものだけトライしてみる!
シンプルで読みやすいですし、情報量もそれなりにあると思います。体にいい食品、悪い食品についての情報は多いので混乱してしまうかも。ただし、すでにある程度勉強されている方にとっては物足りないかもしれません。
このレビューは本のごくごく一部なので、気になった方は是非読んでみてくださいね!